私が書く本は、発売二カ月前に書き上げるのが基本である。発売までの二カ月間で、編集者は校正やレイアウトやデザインなどを進める。
11月に二冊出る予定なので9月末が締め切りだ。しかし、私が原稿を渡さなければ編集者は何もできない。
なので、1冊(ナツメ社)は7月末に、もう1冊(東洋経済)は先週編集者に送った。これで心晴々とする予定だった。
ところが、8月3日に「既刊の『般若心経』関係の本をリニューアルして、来年の2月に出したいのですが」と永岡書店のRさんから連絡があった。
もっと『般若心経』感を強めたいらしい。それほど難しくない作業のようなので、快く承知した。
一昨日の夕方、その打ち合わせをしたのだが、夕方までに5章のうち3章まで手を入れ、昨日、残りを終わらせてRさんに送った。
明日出社してメールを開いたら、あまりの速さにビックリポンするだろう。どはは。彼女の顔が目に浮かぶ。
こうして、私の手もとにはそれぞれの本が発売されるまで、赤字満載の3冊分の本の原稿が保管されることになる。

