「前や横の人と差しつ差されつはできないから」と言って、家内は紙のランチョンマットを持ってきた(写真)。距離を取って、これを置いた所に座ってもらおうという考えである。
当初、今日の「法話の辻」をやると報告した時の家内の反応は「やるの?」である。家内はもとより、暴走しがちな私を止めることができる唯一無二の存在だ。曰く「本堂に入る前に石鹸で手を洗ってもらうように看板を出したほうがいい」「懇親会の飲み物は500㎖のペットボトルか、缶ビールにしたほうが参加者がコップを洗って感染するリスクが少なくなる」「懇親会は一時間で解散したほうが、参加者の方の感染リスクも少ない」など、微に入り細に入る。
そして、最後に「お寺がクラスターになったら法事もできないし、その後の除染は自費でやらないといけないんだからね」と、小人の国のガリバーさながらに釘を刺される私は、もはや暴走できない。あはは(と、笑っちゃいけないな)。
熊手を持つ翁と箒を持つ媼嫗の「高砂人形」は、旦那が熊手で大雑把に掃除して、その後を奥さんが箒できれいにするという、一時代前の夫婦の理想のあり方を示しているが、「一時代」が百年続く家だってあるし、私だってやりたいことをやって「手抜かりがあったら、後はたのんだぞ」と任せたほうがずっと安心である。うはは。
ちなみに「法話の辻」は午後4時からですが、「こんなときでも外出する」という勇気を示すため、あるいは「せっかく名取さんがやってくれるんだから」と同情して参加するには及びません。自主的自粛(略してJJ)はとても大切です。
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和尚ブログ ほうげん日記
2020年07月26日
或るガリバー
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