ささいなことで、つい顔を出す「不機嫌」。お坊さんだって不機嫌になりそうな瞬間はあるけど、「ちょっとした考え方で“寸止め”できる」。きれいごとの一切ない語り口で人気の“ほうげん和尚”が、仏教の目的でもある「自分もまわりも心おだやかでいるコツ」を面白おかしく書きました。
☆著者よりメッセージ
本書は世にあふれている“自分の都合通りにならないこと”をどのように考え、対処すればいいのかを、仏教の教え(特に知恵)を土台に展開してあります。(中略)
◎「ゆるい人間関係でいい」と思えばラクになる
◎よけいな口出しには「その選択肢もあるかもね」でいい
◎質問に真正面から答えてはいけない場面とは…
◎心配事があるときの「三日間」の過ごし方
◎孤独と寂しさは別物
◎「正当な評価を得られない」を仏教はどう考えるか
◎人生は山脈のようなもの。ピークは一つではない
◎「この人と話ができてよかった」と思われる三つの実践
など、具体的な悩みや愚痴をもとにしていますが、その奥にひそむ不機嫌の種をさぐり、その種から派生する別の不機嫌にも対応できる方法をお伝えしようと試みました。