最近気づいたのだが、私の肩書を誤解している人がかなりいるらしい。「元結不動密蔵院住職」の元結(もっとい)は、日本髪などを縛るための紙のこよりで、密蔵院の本尊さまはそれを腕にかけているので元結不動と呼ばれる。腱鞘炎になった時にお不動さまから一本もらって、手首に縛っておくと治るという御利益が伝えられている。「元結」が一般的に使われるなくなると、元が前置詞(?)の役目をする。つまり、私は、「もと、結不動密蔵院の住職」で、すでに引退をしていることになるのだ。あははは。多くの方がしていると見られるこの誤解は、そのままにしておこうと思う。
和尚ブログ ほうげん日記
2015年10月31日