法事に来て、暇している子供たち用に輪投げを用意した。昨日も楽しそうに施主さんの三人の孫さんが輪投げっていた(「輪投げる・輪投げれば、輪投げる」は私の造語)。1周忌と17回忌の合同の法事なので、何を話そうか考えていたのだが、「この輪投げの話が一番新鮮だ。これで話ができなければ意味がない」と思った。法事の冒頭で「輪投げがうまく入らないからと言ってやけになっちゃいけない。できないことをするのを練習って言うんだよ」と話した。そして、お経が終って「従兄弟より自分のほうが下手だったなんて比べちゃだめだよ。さっき自分が投げた時より今度はいくつ余計に入ったかで比べるんだ。人と比べても仕方がないんだ」と伝えた。それにしても、この輪投げは把手の一部が木なので、ボードに当たるとうるさいことこの上ない。ぎゃははは。
和尚ブログ ほうげん日記
2015年10月26日