一昨日、法話のお題で「餃子」が当たったのは私だった。話をまとめるには、最初に餃子に関してたくさん情報を集めることだ。結果的に、娘が仕事前には決して食べないということから「餃子⇒人への心遣い」へとまとめたのだが、集めた情報の中で、「餃子」の「子」は何じゃろか?があった。漢和辞典で13番目に出ている〔小さいものや道具の名につけて用いる。帽子・椅子・金子など〕だろうと思った。餃子は小さくて可愛いからである。ところが・・・。宗派の職員の香港人のYさんに聞いたら、おもいきり調べてくれて、想像だにしない意味を教えてくれた。「子は時間のことです。午後11時から午前1時までのこと。中国では、年末から新年にかけたこの時間(子)に、家族が集まって餃子を食べて年を越す習慣があるんです。日本の年越しそばです」というのだ。わーっ!これを教えてくれた今日は、奇しくも中国では大晦日なのだそうだ。夜中に餃子・・・・。わーっ!布団かぶって寝たら、えらいことになりそうだ。
和尚ブログ ほうげん日記
2015年02月18日