その滑り台を滑るには、螺旋状の階段を登らなければならなかった。犬が先に登って行った。引っ張られて私が続いた。一段目までは頭上に滑り台を支えている鉄の板があるので、頭を低くしなければならない。ところが、これをやったのは夜だから、自分を覆っている鉄板の影と闇の区別がつかず、頭上の鉄板を抜け出す30センチ手前で大きく頭をあげた。そのとたんに頭を抱えてうずくまった。「イッ、テー-ッ!」。幸い打撲で済んだようだが、帰宅して20分たつのにまだ痛い。小学校以来の懐かしくも、そそっかしさが原因の痛さである。上の歯がすべて2ミリほどずり落ちた気がするのは、加齢のためだろう。一緒に散歩に行った家内が、犬の注意をひこうと、滑り台に隠れさえしなければ、こんなことにはならなかったのに。※写真は同型の遊具です。
和尚ブログ ほうげん日記
2015年01月31日