今日の密蔵院の「写仏の庭」のお手本は、宝処菩薩という聞き慣れない仏さま。宝を生み出す仏さまの意だが、さて自分にとっての宝物はなんだろうと考えた。家族、仏教、時間、命・・・結構あることに気づく。私はこれらの宝を持っていることになるのだが、簡単に宝物になったわけではない。たくさんの縁と、努力、感性などが私にとっての宝物たらしめている--そういうことを考えないと、人生は豊かにならないよ、心が穏やかにならないからねと諭してくれている仏さまなのだと思う。
和尚ブログ ほうげん日記
2015年01月28日