和尚ブログ ほうげん日記

今日は二週間ぶりの完全off日。お世話になった編集者の退職の挨拶や、一度泊まりに行ったペンションから届いた来年のカレンダー、知らない間に亡くなっていた方の奥様からの喪中ハガキ・・・。これに何の返事も出さずに年越しはできないと思っていた。そこで、ご慰労のお手紙や、お礼状や、お線香などを送った。やり残したことの中でも、お世話になった方々に関することは何を置いてもやらないと、檀家寺の中で義理人情に生きる身の浮世の出家として、気が済まぬ。これでどうにか、未決の事柄を処理済みの箱に入れることができた気がする。出家の坊主としてはいかがかとも思うが、やはり仏教の深遠や高みを目指しつつも、現実の問題にきれいに対応するのが常道だと思う。浮世離れしっぱなしでは、仙人と同じである。引きこもり屋さんも理屈屋さんも同様だろう。