六地蔵
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和尚ブログ ほうげん日記

偕老同穴は響きが良くない気がする

生きている時は共に老い、死んでからは同じお墓に入るほど、夫婦が愛情深く堅く結ばれていることを表す言葉「偕老同穴(かいろうどうけつ)」。私がこの言葉に不慣れなためだろう。この言葉の響きは「意地の悪い盗賊が洞窟をアジトにしている」ようで使ったことがない。ところが、昨日の結婚式の戒師役は、本尊さまに新郎新婦のことをお願いするのに、昔から伝えられている「願わくば 本尊不動明王 加護を偕老に賜い 寿量を亀鶴に比し玉へ」の文章が出てくる。「加護をカイロウにたまい ジュリョウをキカクにヒシたまへ」じゃ、聞いている人は何のことだか分からないだろう。そこで、その部分を変えた。「願わくは 本尊不動明王 天にあっては比翼の鳥 地にあっては連理の枝の如く 新郎新婦ともに仲むつまじく、共に長寿に至るまで加護を賜わらんことを」--比翼連理もなかなか聞くことがなくなった言葉だが、このくらい残しておかないと格調が保てないという判断である。「ともに白髪の生えるまで」も候補だったが、俗っぽいのでやめた。あははは。二人とも、お幸せに!

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