犬と夜の散歩をしていると、この二、三日はとても空がきれいだ。月に、薄い雲、風がその雲を次々に運んでくる。今夜一時間の散歩の間に、4回立ち止まって空を見上げた。犬もそれに合わせて私の横にオスワリしてくれる。--月と私は動かない、風が雲だけを移動させていく。「人生の何かと似ている・・・」そう思ったが、具体的に何に似ているのか分からないまま帰宅した。数日中、数か月中、数年中に「ああ、あの景色は人生のこんな状況と重なっていたのだな」と思うことがあるはずだ。ちなみに、「風が雲だけを移動させていく」と書いたが、これが今晩の私の心象風景だ。もし「雲が風に流されていく」と、雲にスポットを当てて書きたくなるのなら、また違った心象風景になるだろう。
和尚ブログ ほうげん日記
2014年11月04日