先輩のお坊さんから教えてもらった標語に「意思が濁ると意地になり、口が濁ると愚痴になり、徳が濁ると毒になる」があります。意地っぱりで、愚痴が多く、毒づくことの多い私にはキツイ言葉でした。しかし、人間だから仕方がないと開き直っても、何も変化しません。◆そんなことをぼんやり考えていたある日、この標語、実は逆に読むんだと気づきました。意地になっている時に心の濁りを取り除くと、きれいな意思になります。愚痴を言っている自分に気がついて、心の濁りをぬぐうと優しい言葉(口)が出てきます。毒づいている自分を捨てると、そこに徳が顕れると思うのです。『もっといい冷蔵庫通信』より転載。
和尚ブログ ほうげん日記
2014年06月26日