今日の東京は強い南風。そうすると、密蔵院の上空が羽田へ向う飛行機の着陸航路になる。夕方から2分おきに高度を下げた飛行機が通過していく。どの飛行機にも沢山の人たちが乗っていることだろう。仕事をしてきた人、仕事をしに来た人、旅行に来た人、行った人、お葬式に出てきた人、出るためにやってきた人・・・・。そんな人たちを乗せた飛行機を、彼岸の入りの日、一日中お寺の玄関で、お線香をつけながら見あげる坊主がいる。機上から下の町を見ている人たちも、この町で「普通に暮らしている人」「悲しみにくれている人」「幸せ一杯の人」・・・がいるのだなとふと思っていることだろう。
和尚ブログ ほうげん日記
2014年03月18日