女性の目というのはたいしたもので、思いだしてみれば、家内は去年から「客殿の畳、換えた方がいいよ」と言っていた。今月に入ってよく見てみると、畳というより、むしろ筵と表現しても良いくらいの場所もある。「お疲れさまだったね」と労りたくなる。と、いうことで、年末になって15畳×4の畳換えが始まった。畳屋さんは毎日一部屋づつ換えていく。新しい畳の香りは、住職室にも充満して、とても清々しい気分になる。新しくなった畳の上で、次の畳表換えまで、何人の方々が、義理と情を交わすことになるだろう。その末端に居たいと思う。
和尚ブログ ほうげん日記
2013年12月19日