お経を唱えた後で「いい声ですね」とお褒めをいただくことが良くある。今日のお通夜でもそうだった。ありがたいことである。しかし、いい声であることに、僧侶として重きは置いていない。「いい声ですね」という言葉は「丁寧にお経を唱えてくださいましたね」と仰っているのだ。丁寧に唱える、その誠実さが人の心に伝わることを、私は経験値として知っている。あなたが「丁寧に」をモットーにしていることは何ですか。私は、できれば「丁寧な生き方」をしていきたいと思います。
和尚ブログ ほうげん日記
2013年10月08日