仏さまを描くのは勝負ではないけれど、すでに軸表装してある白紙に直接描くのは、良い緊張感がある。失敗すれば、軸そのものが使えなくなるからである。今日の「写仏の庭」の時間、私はもっぱらそのよい緊張感を求めて、一発勝負のお地蔵さまを描きつづけた。夜の部に入ってから、一枚は先週亡くなった南会津の先輩のお坊さんの為に描いた。随分お世話になった方である。明日しか時間が取れないのでお参りに行くことにしていたのだ。写真の右から二番目の横長の軸がそれである。右肩に「為明宏和尚尊霊也」と書いた。
和尚ブログ ほうげん日記
2013年09月25日