群馬県立館林美術館で9月23日まで行われている藪内佐斗司展に家内と行ってきた。藪内さんが彫りだすふっくらした面立ちの力みなぎるかわいい童子たちは、昔から好きだ。その童子たちを一度にたくさん見られる機会はそう多くない。作品の童子一人一人とにらめっこしていると、いつの間にか、こちらもモンゴル出身の力士のような表情になっている。自分の内なる”ドッコイショ”と立ち上がる力が呼び覚まされる展覧会だ。