「失礼ですが、お歳はおいくつで?」--これを、単に「今年55歳になります」と返したのでは面白くない。(「面白くなくてもいいじゃんか」と思うようでは、これまた面白くない。あははは。堂々巡りである)。年齢を表す数え方は沢山あるだろう。「55年の年月を過ごしてまいりました」「星霜数えること55に及びました」「55の春秋の経てまいりました」「馬齢を加えること55になります」「バースディケーキに大を5本、小を5本突きたてるようになりました」などなど、小洒落た言い方はたくさんありそうだ。で、今日講談全集を読んでいて、今待て使ったことがない表現にお目にかかった。--「歳(とし)積(つ)もって55歳」。実際には「歳、積もり積もって55歳になりました」って具合に使えたら面白いと思う。称して〔ミルクレープ的年齢表現〕である。がはははは。
こんなつまらないようなことが、実は、人生を豊かに、美味しくしていく・・・という話である。