
『煩悩力』(PHP)を書いてから、日常の中で、不安と恐怖について話をする機会が増えた。不安や恐怖の多くは、何かを失いたくないという心が根源にある。人から良く見られたい、格好良く見られたい、そんな心が根強いと、良い自分や格好いい自分を失いたくないと思う。
人から何か言われて傷つくことはあっても、失うものはあまりない。人望を失うと言っても、もともと人望など変化するものくらいに思っていればいい。きっと、変化の一形態だけを「失う」と表現しているのだと思う。もともとすべては諸行無常で変化するものだ。変化を恐れていては心が休まる時がないではないか。
和尚ブログ ほうげん日記
2012年11月01日
