今日は、夕方20人ほどのお坊さんたちが集まる講習会が密蔵院でおこなわれる。
「どのようにお寺へ人集めるか」というタイトルだ。ファシリテーター役の私は、まず参加の方々の意見を聞こうと思う。「どうして集めたいのですか?」「それをやらないのは、できない理由はなんですか?」--みなさんがインスパイアーされる90分にしたいと思う。
で、他のお寺のお坊さんが沢山来るというので、家内は床の間の花を活けなければならない。それが、もてなしのしつらえというものだ。お寺の奥さんは大変だ。ところが、花の茎や木の枝を切っている合間に、チョキチョキと鳴らしている。きっと、この枝をどうしようかと考えごとしている間に、無意識に鳴らしているのだろうが、それがとてもリズミカルに鳴らしているのだ。

昔、どこかで聞いた懐かしい音にそっくりだと思った。そう。駅の改札で切符を切っていた駅員さんの、名人芸的リズムのとり方とそっくりだ。妙なところで記憶の奥にあったものが「よっ、久しぶり!」と手をあげて出てきたような気がした。電車の床が木だったころの、あのワックスの匂いも同時に思いだした。
和尚ブログ ほうげん日記
2012年10月25日
