この二か月ほど洗面所の鏡で自分の顔を見て「とりあえず、まだ生きてるな」と思う。
57歳でこの世を去った母。それから10年後に72歳で元いた世界に環っていった父。
不思議なことに、私が両親のことを意識し始めたのは、二人が50歳台半ばの頃からだ。
いわば「亡くなった時から逆算して思い出を振り返ることができる」のがそれぞれ50歳台半ばからなのだ。
それから二人が亡くなるまでが、私にとって、両親の生き方が「見える時間」だった。

その「見える時間」のスタート台に立ったような感慨に更けるのが洗面所の鏡の前なのだ。
----この二か月、鏡を見て思う。「この先、生きている間に、私は何ができるだろう」と。
決して悲観しているわけではない。何かできるか、楽しみにしているのである。
和尚ブログ ほうげん日記
2012年08月01日
