『煩悩力』を書いている途中のことだから、もう三カ月くらい前のことだろう。
この言葉は使えそうだと思ってメモして、プリンターの横に貼ったものが未だにある。
[悪しきとて ただ一筋に捨てるなよ 渋柿を見よ 甘柿となる]である。

煩悩も悪いからといってむやみに捨てることはないという意味で、見出しに使えそうだった。
結局、使わなかったような気がする。きっともっといい言葉が見つかったからだろう。
書き終えて本になると、ほとんど読み直すことがないので、よくわからないのである。ぐははは。
さて、寒いほどの6月25日。夜のご詠歌のはじまりである。
今宵、みなさんと唱えるのは「地蔵菩薩和讃」「誓願和讃」「四摂和讃」「盂蘭盆供養和讃」の四曲・・・あははは。そんなにできるわけはないと思うが、どうなることでしょう。
和尚ブログ ほうげん日記
2012年06月25日
