午前中原稿に向かい、午後実家のお寺でのご詠歌を終えて、夕方渋谷パルコ劇場へ。
なにかと話題の三谷版「桜の園」である。浅岡ルリ子さんが三谷幸喜さんのコメディっぽいセリフまわしを見事に演じることでも話題になっている。

チェーホフの代表的戯曲を、三谷さんらしく原作を茶化さぬ程度の、垢抜けた喜劇タッチに仕上げてあった。
計算つくされた極上のエンターテイメントだと思う。
坊主の私には、仏様相手ではとてもそんな計算はできないけれど、せめて布教の現場では爪の垢ほどでも、参考にしたいと思う。少なくともエンターテイメントの源流は、古今東西宗教だったはずである。仏教の布教もそれを意識するのはいいことだと思う。
和尚ブログ ほうげん日記
2012年06月14日
