
「五千円、貸してくれませんか?あとで六千円にして返しますから」
「ああ、いいよ。はい、どうぞ。」
「ありがとうございます。助かります」
そう言って、お金を持って出ていこうとした相手の肩をたたいて言った。
「ああ、ちょっと」
「何ですか?」
「悪いけど、五千円返してくれないか。そうすれば、君は私に千円しか借りていないことになるからね」
---これも、フランスの小咄である。
こんど、娘にお金を貸してと言われたら、実際にやってみようと思う。うはははは。
楽しい宴(うたげ)が昨日と今日、連続だ。
それまで、原稿を直し、お地蔵さまを描いて過ごす。気楽な二日間である。
和尚ブログ ほうげん日記
2012年04月22日
