昨日、上野でお話をさせてもらう道すがら、秋葉原まで娘と一緒だった。
私はラクラクホンだが、娘はスマートフォンを持っているので、亀戸あたりの車窓をながめつつ、「桜、ことわざ」で検索してみてよ、と頼んだ。話の出だしで使えるものはないかと思ったからだ。
私の知っている「散る桜、残る桜も、散る桜」は出てこなかった。ということは、有名な歌だという私の思い込みは、まちがっていたことになる。
娘が検索してくれて出てきたのは四つだけだった。これだけ桜が好きな民族なのに、少々残念だが、検索の仕方がまちがっていたのかもしれない。
その四つの中で、久しぶりに「ああ、そんなのがあったな」と思いだしたのが「三日見ぬ間の桜」だった。
三日見ないうちに、バッと花が咲き、また三日見ない間に、散っていた・・・。二日でもなく四日でもないところが、何でいいのかわからぬが、とにかくいい。

今日は、白木の塔婆50体を、いつでも使えるような状態に書き上げた。夕方には出版社のTさんと浅草で、打ち合わせ。私はそのまま木馬亭で唸るカリスマ浪曲師「武春まつり」である。八日間の連続興行のうち、私は今日で3回目だ。努力と才能の持ち主国本武春さんがどんな舞台を見せてくれるか、楽しみである。べ、べんべんべん・・・。
和尚ブログ ほうげん日記
2012年04月06日
