
「白衣(びゃくえ)黒衣(こくえ)の天人」–月宮殿に住む天人。白衣の15人と黒衣の15人がいて、交代で月の中に入り、その割合によって月の満ち欠けが生ずるとされた。満月は白衣の天人のみが仕えている時とする。「大辞林」より。
月の満ち欠け、時の経過を、このように表現したことはない。ちょっと昔の文章を読めば、このような麗しい表現がかなりある。今でもどこかでサラリと使ってみたい表現である。
さて、白衣黒衣の天人たちの衣擦れのうちに、はや三月上旬も終わり。
二か月前に、お屠蘇気分もほどほどに書いていた本の初校ができあがって、夕方持ってきてくれた。数箇所加筆すべき場所があるが、今書いている次の本の原稿にくらべたら、ずっと気が楽だ。
ここ数日、あらゆることを、やりっ放しにして、午後からの外出続き。ヘベレケだったり、クタクタだったりだ。あなた大丈夫なの?との家内の問いにも、答えるに言葉なく、寝るにも枕なしといったテイタラクである。わははは。
明日は千葉のご詠歌大会。震災一周忌をかねたイベントで、私は会場で唱えられるご詠歌の解説役。楽しくやろうと思う。
和尚ブログ ほうげん日記
2012年03月09日
