「寿命」を仏教語辞典でひいてみた。
[一定の期間連続して息の絶えない状態をいう]とある。出典は「倶舎論」だから、かなり古い時代の「寿命」の分析だが、名解説だと思う。「イキる」の「イキ」は「息」と同源か・・。
「寿命」の二つ隣に「寿量」があった。
[寿命の長さ。時代と自然によって人の寿命には長短の違いがある。これを寿量の大小という]と、うなずくしかない解説だ(これも出典は「倶舎論」)。
「時代と自然によって」は、とても考えさせられる言葉だ。

和尚ブログ ほうげん日記
2012年03月04日
