
「漁樵」--「ぎょしょう」である。漁は、漁夫のこと。樵は、木こりのこと。そんで、仏教語辞典では「ともに功名富貴の念がない、無邪気な心境にある者をいう」とある。いいなあ、素朴。自然相手に身体を動かして、何の野望もなく生きていく。今の時代でも、できる生き方だと思う。
三笠書房から出る新刊の準備はちゃくちゃくと進んでいるようで、来週ゲラが出て、4月20日くらいに本屋さんに並ぶ予定だと連絡があった。初校がでてから、結構タイトなスケジュールだが、なんとかなるだろうと呑気に構えている。『心の大そうじ』(三笠書房)も、おかげさまで20刷が決定したようで、仏教に興味を持っていただける方がふえて、ありがたい思う。
しかして、次の本の原稿は、20項目のうち、ようやく10項目書けた。こんな内容でいいのだろうかと、さっき、編集者のTさんに送った。本当は明日までに20項目書く約束だったのだが、キーワードをかみ砕くだく知識が私にないので大変である。かみ砕いた後に、今度はわかりやすく具体例を入れて再構成する作業だ。えらい難問を引き受けたと今更ながらに思うが、私がこれから人生を送っていくのにも役にたつ内容だから、踏ん張って、頑張る。
和尚ブログ ほうげん日記
2012年03月02日
