( いよいよ「ちゃ」「ちゃ」「ちょ」である)
「著見處不聞處」は、本来「著見処(ちゃくけんしょ)」と「不聞処ふもんじょ)」の二つの言葉がつながった言葉。
著見處は「見ることはできる場所」。不聞處は「聞こえない場所」である。

したがって「目には見えるが、声は聞こえない場所」という意味である。ぎゃはははは。
仏教語には、どうしてこんな面白い言葉があるのだろうと思う。
今では音響機器が発達しているので、どうにかなるが、昔は大変だったろうと思う。
私の好きな浪曲師の広沢虎造は、声が小さかったそうだ。マイクロホンのおかげで有名になったと、どこかの本で読んだ記憶がある。
だれかと話していて、「何ですか」「もう一度言ってください」と言われたりする方は、音声空間の認識がまちがっている。
相手が前のめりになっているのも要注意。寄席では、客が思わず身を乗り出して聞くくらいの上手な芸人のことを「背はなれさせるのがうまい」というそうだ。しかし、一般の私たちの場合、相手が身を乗り出すのは、声が小さくて聞こえずらいことが原因である。
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和尚ブログ ほうげん日記
2012年02月05日
著見處不聞處(ちゃくけんしょふもんじょ)
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