
追善(ついぜん)--1500ページもある東京書籍の仏教語大辞典(縮刷版)の中で、「つ」で始まる言葉は、わずか4ページ。100語にみたぬ数でございます。
で、その中で、坊さんには当たり前でも、みなさんには特殊かと思われる言葉が今日の「追善」。
死者の冥福のために、死者にゆかりのある生存者があとから追って善事を実践すること。狭義には、徳のあるお坊さんに、年回忌に合わせて亡き人のためにありがたいお経を読んでもらうことでしょうかしらん。
故人へのご恩返しといってもいいかも知れないし、亡き人があまり功徳を積んでいないと思われる時にも、縁ある者が代わりに功徳を積むことといってもいいかもしれません。
それにしても、亡き人は、ふつうなら集まらない人たちを集める力がありますね。「てぇしたもんだ」といつも思います。
さて、この三日間くらいは昼間は時間があって、お留守番がてら、次の本の原稿をガチャガチャと叩き出している始末。
「お坊さんっていつも何をしているんですか」というのは、みなさんから聞かれる質問のベスト3に入るものですが、「原稿書きながら、玄関番と電話番してます」なんて答えたらがっかりするでしょうね。がははは。
でもね、誰かがやらないといけないことだし、お寺にお参りに来る人も、電話も、私ならほとんどのすべて対応できるから、私が一番うってつけなんです。
夕べ、密蔵院の詠歌で、「忘年会やってください」と言われて、「それじゃなくても、5つも6つもあるから嫌だ」といったら「そんなことを言うものではありません。やってください」との懇願。それじゃ、ということで、今晩は会場の下見と予約がてら外食決定。30人参加の忘年会の幹事だって、坊主がうってつけなのだな。
任せなさい。わははははは。
