電話が鳴っても、すぐに受話器を取ると、相手がびっくりするので、2、3回なってから取るのがよろしい--そう聞いたので、この半年くらいは電話が鳴っても2、3回鳴るまでガマンしている。

で、受話器をあげて「はい、密蔵院です」と言うと、別の理由でビックリする人がいる。多くは、何かしらの営業関係者である。
「まぁ(あれ?)、住職さんに出ていただいて恐縮です」などとおっしゃる。
何にビックリしているのだろう。密蔵院は秘書でもいると思っておいでなのだろうか。あるいは家内が秘書代わりだとでも思っているのだろうか。
取れる人が取る--たったこれだけの話である。
つまらぬ営業であるか、檀家さんの訃報なのか、他の用件なのか、受話器を取る人間にはわからない。
多くは、塔婆を書いていたり、他の用事をしている私が、その用事を中断して、受話器を取る。
くれぐれも営業の方は、どの家でも、(あるいは電話をかけたご本人の経験から言っても)、相手を電話機まで足を運ばせたことは忘れてはならないと思う。わはははは。
