
おかげさまで、『心がすっきり軽くなる、般若心経』が先月に続いて、今月も増版になって「これで11刷になります」と出版社から連絡がありました。
いくらかでも皆さんのお役に立てて幸いだと思います。
「名取芳彦というお坊さんの書いた本はどれも同じことを言ってるよね」と言われるのは百も承知の介。
仏教自体が「修善奉行、諸悪莫作」(善いことをして、悪いことをするな)という教えに納まってしまうんですから。
「だから、そろそろ実行しましょう」ってつもりなんです。
でも、ことにとって、時によって、奮起していただくために、色々な具体例でお伝えしようとしているんです。
これでもだめなら、あれではどうだ、あれでもだめなら、こっちじゃどうだ、って具合です。
そうやって私もいくらかずつ生きてきたから・・・。
私の場合、その道程は、仏教という2500年の英知という道しるべがあったから、とても楽だったと思います。「お経にこうかいてあるから信じろ」という洗脳に近いことではなく、「私はこう思うのだがな」と感じていたことがお経に書いてあるという具合。ある意味で、主体的に同調できましたから。
震災後四カ月。寒かったあのころから、季節は春、梅雨、夏と順調にめぐっていて、私たちの心の揺れもそろそろ落ち着いてきたのかなと思います。
思えば、不安定だった私たちの心は、あの地震と原発によって液状化現象を起こしたような気がするのです。

それまでの価値観が大きく揺さぶられ、不安定だった心の持ち主は、否が応でも凸凹が心の表面にあらわになったのかもしれません。
そんな時に、お釈迦様や空海の思考傾向をお伝えすることで、これからも前向きに、笑顔で生きていく生き方の指針を共有できればと思います。
