六地蔵
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和尚ブログ ほうげん日記

千の手(こんな時のいいたい放題3)

昨日読経の庭に参加してくださった、元ドクター。
お知り合いが、宮城県宮古市の高台で、開業医をしているという。
先週電話をして「何かできることがあるか聞いたところ、来られるなら二、三日でいいから来て欲しいとのこと。

13日から手配にしたがって、日本海側から宮古へ。
70歳半ばの先生にとってはかなり大変な移動だったそうだ。
着いて何をしたかというと、トリアージ。
到着した患者の治療方法を的確に判断して、選別する作業だ。それまではお知り合いのドクター一人で全部やっていたそうだ。
三日ほとんど仮眠程度で、「もう帰ったほうがいい」と言われて帰ってきたそうだ。
10年ぶりの現場・・・。野戦病院さながらだったそうだ。
そして、おっしゃった。
「住職。あの現場は、あの瓦礫の現場と、どんな小さなことでも、何か人の役にたてるということを身をもって体験するために、特に若い人は行ったほうがいい」

奇しくも夕べ娘の四歳年上の友達が我が家に一泊して、今朝始発の新幹線で新潟へ向かい、今日中に名取市へはいった。

私も今月大学卒業と同時に、無職になった娘に被災地へ行ってはどうかと三日前に言ったところだ。すでに、夕べ、友達に教えてもらってボランティアの登録をすませたそうだ。

ところが、現地に入るには寝袋と自分の食料は持参しないといけない。そんで、我が家には寝袋がない。そこで、昼の部の写仏の庭を終えてから、一緒に買いに行った。

折しも今日、新潟の大先輩から、昨年の拙著の出版と、写経のお手本などへのお礼として現金が送られてきた。それを使って寝袋を買わせてもらった。

多くの手が自分以外の人のために使われている。私がこの手で書いた本が、新潟からお祝いとして回ってきて、それが寝袋になり、それで娘が人のために活動できる。

「千手観音の1000本もある手の中で、自分のために使う手は一本もないんです」

時にふれ、おりにふれて、この言葉を思い出して、じっと自分の手を見ることがある。

---ということで(なにが「ということで」だかわからんが)、明日は声明らいぶです。
プアンとの共演。アボリジニの使うディジュリドゥ、大地の生命力を体感してみませんか?

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