踵(かかと)である。
とにかく、かかとだけが冷たいのだ。こんなことは生まれて、初めてである。
そしたら、家内がレッグウォーマーを貸してくれた。本当は足首にするのだろうが、土踏まずからくるぶしまで、妙な包み方をしてお寺の中を、フラフラしている。
この「かかと」という言葉はは大和言葉だろう。漢和辞典を見ても「カ」の音はない。
言葉がまだなかったころ、日本人のご先祖たちは、かかとの部分をなんと言っていたのだろう。
「かか+と」じゃないかと思う。「か+かと」よりも、「かか」を語幹にしたほうが、自然のような気がする。かっかっか。

漢字では踵。辞書によると、「足+重(おもみがかかる)」という会意兼象形文字だそうだ。
「大辞林」にも、「この部位の皮膚は全身中で最も厚く固い」と書いてある。国語辞典なのに、「全身中で」とは迫力ある文章で、アッパレな説明だと感心した。
私が冷たく感じるのは、その厚くも固い皮膚の内側だ。ゆっくり半身浴でもしようと思う。
午前中で、どうにか、現在までの文章の校正作業が終わり投函。終章も書けてメールで送った。
これで、今宵は晴れて、芝のホテルで、まだよくわからない打ち合わせ兼相談に臨める。お相手が久しぶりに会う加藤さんではないのは悔しい。もし加藤さんなら、今日のブログはこう結べるからだ。
「か、かとー!久しぶりだなあ」。わはははは。結局、かかとで結べたわい。めでたし、めでたし。
