今朝の新聞で、池上彰さんが、テレビ、ラジオの出演を辞めて、取材と執筆活動に専念するという社説(?)を読んだ。書き手の方は(池上さんの登場が)「新聞記者に対する、もっと分かりやすい記事を書け」という大いなる刺激である、と結んでいた。
そうして、自分の机の前のコルクボードをみれば、この二カ月間の会議や講演や講義などの確認書や資料が虫ピンでまるでパイ生地のように貼ってある。池上さんほど忙しくはないし、それぼどの年齢でもないが、いったいいつまでこんな日常を送ろうと言うのだろうか・・・。
そういえば、先週檀家さんが法事の後座でお酒を飲みながらこう言った。
「住職、檀家から評判よくないよ」
「へぇ?」
「だって、ほとんどお寺にいないでしょ。それに”お茶飲んでいきなさい”ともいわないでしょ」
「そりゃ、一日24時間じゃたりないんだもの。相談ごとなら上がっていただきますが、玄関で世間話でお茶飲んでゆっくりしている時間はないですよ」
--もう少し(と言ってもいつのことだろう・・・)たったら、玄関でお茶なぞをお出しして、そっくり四方山話の花を咲かせたいと思います。