「ご機嫌をうかがう」である。
この場合の「うかがう」は、「伺う」と書く。「窺う」では礼儀を欠く。わははは。
「大辞林」によると、「機嫌:人の安否や近況」とある。
「で、今日はどんなご用で?」
「なに、ちと、ご機嫌を伺いに参りまして」
正月四日、新年を言祝ぐための「ご機嫌伺い」はだいたいお済みであろうか。
私の実家と、家内の実家・・近いのだから、このくらいはやっておかねぇと、義理が立たねぇ。わははは。
仏教で言えば「縁に対する感謝型の意識確認」であろう。
密蔵院でも、そんな想いで新年のお墓参りをする人が多く、あげられるお花には松や万両が入っていて、墓地もお正月気分満載である。
明日は松の内の「写仏の庭」。お描きいただくのは「供養菩薩」である。「供養」とは「おもてなし」という意味。私たちの世界は、お互いにおもてなしを受けたり、してもらったりたりである。「相互供養(そうごくよう)」といいます。ありがてぇじゃゴザンセンか、ご一同。