今日のお葬式。火葬場からかえって、一日早い初七日を終えての後座でのことだ。
故人の弟さんが、アニキの思い出話を一つ御披露させてくださいとマイクを握った。
埼玉の山から、東京へ高校進学をするために、すでに東京でクリーニング店を営んでいた兄二人に「面倒はみるぞ」と言ってもらって、東京の高校へ進学できた。昭和30年代の話である。
聞いていていい話だと思った。亡き人の命を何倍にもする「他の誰も知らない亡き人の人徳」についてである。それをお葬式の日に披露して、せめてものお礼としたいという人情味あふれる思いが、話からにじみ出ていた(ご本人の目からは涙が、花からは鼻水がにじみ出ていたけれど。わははは)。
お葬式で、しっかりと故人への「お礼」をする。
日の出を拝む人は、入り日を見送る人でなければならないと思う。
明後日、日の入りは何時だろうか・・・。
みんなで「今年一年ありがとうございました」と入り日に手をあわせようではないか。
