
お通夜に、長男と二人で出かけるのに、着替えながら長男が言った。
「お父さん、この二週間くらいはすさまじい日々たね」
「あぁ、お前もな」と白衣に袖を通しながら答えた。
じつはこれから一週間のほうがスケジュールはたてこんでいるのだが、それはそれで「住職」として、「父」として、「旦那」として、あるいは「社会人」としての役目であり、ツトメだから、忙しいとか、イヤンナッチャウなどとは、思ってもいない。
どだい、師走は23日くらいまでしか外での実働はかなわぬ。普通は30日かけてやっていることを23日でやるわけだから、過密な日程をこなすのは当たり前である。
じつはこの「当たり前」という感覚が、「新鮮」とおなじくらい大切なのではないか。「自分が特別」だと被害妄想的にならずとも、日常を「当たり前」として淡々と生きていく---これもひとつの悟りであろうと思う。
だって、そう考えられれば、生きていくことに:どこにも「無理」がないものねぇ。うはははは。
それにしても、今晩は楽しい。4カ月の赤ちゃんをはじめ、二歳の子が二人、三歳が一人、4年生が一人、泊まりにきているからである。爺さん気分満喫である。
