
さてさて、
自分の価値観を当てはめてのを見ない、まるで鏡がそのままを映すようにものだとを観る「大円鏡智」(だいえんきょうち)、
ものごとの共通性を見抜いていく「平等性智」(びょうどしょうち)、
ものごとの違いを見抜いて対処する「妙観察智」(みょうかんざっち)、
そして、もう一つは、
成所作智(じょうそさっち)。
どうすればうまくいくかを見抜く智恵のこと。
ある目的があったら、そこへ到達するための手段を見通す智恵のこと。
主に、自分以外の人たちを悟りに導くための手段を見抜く智恵として使われます。
「君ね、やり方がマズイんだよ」なんて言われてしまうのは、この智恵不足ですから、反省して、じっくり考えねばなりますまい。もとより、先ちあげた三つの智恵を卍巴と織りまぜないと、この智恵はでききません。
--というように、仏の智恵を展開すると、こういう具合になりますが、いつでもどこでもこれらの智恵が発揮できれば、そりゃもう仏さまです。
私たちにはとてもそうはいきません。
でもね、でも、私たちだって、日常の中で、或ることに関してとか、或る時には、見事にこうした智恵で生きている時があるんです。そのことや、その時を、すこしづつ増やしていけばいい。ゆっくりとね。
