六地蔵
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和尚ブログ ほうげん日記

紀元前五世紀


お釈迦さまはアナンに言いました。

「観音さまが教えてくれた方法は、まず餓鬼たちに食べ物をたべさせてやるということだ」
「ああ、それでいいのでございますか。それなら簡単ではありませんか」
「それが簡単ではないのだ。まず、臆病でありながら自分のことしか考えていない餓鬼たちを集めるのはたやすいことではない」
「なるほど。撒き餌でもしますか」
「お馬鹿なアナンめ。餓鬼たちは明るい所と、高い場所には出て来られないのだ」

アナンは餓鬼が自分の前から立ち去った時に、日が差してきたことを思い出した。

「では夜でございますね」
「ああ、日が暮れてから一番いい。なに昼間でも木の枝などで日陰をつくってやれば、モゾモゾとやって来るわい」
「集まったところで一網打尽ですか」
「何を言っておる。狩りをするわけではない。餓鬼たちに食事を振る舞うといったではないか」
「ああ、そっか。さっきそう言ってましたね」
「お前は、将来多聞第一の弟子として有名になるのに、その程度に私の言うことを聞き流しておるのか」
「はあ、痛み入ります」
「なんだか、言葉の使い方が違っておるようだぞ。まっ、いいわい。集めたところで、食べ物をたべさせてやるのだ」

「何を食べますか」
「どんなものでも食べるが、まあ夏ならばキュウリとかナスとかだな。それにお米もいい」
「なんだかキリギリスみたいですね」
「ところが、餓鬼たちは自分の業のために、喉が針のように細くなってしまっておるから、細かく切ってやらないと飲み込めないのだ」
「いっそのこと、離乳食にしますか。ドロドロジュースみたいなやつ」
「今をいつだと思っておる。西洋でキリスト君が生まれるのはこの先500年後という時代だ。食べ物をマックシェークみたいにできる技術などないのだ」

「それはそれは、私としたことが先走ったことを申しました」
「しかし、いくら細かくしても、餓鬼たちの口の中は火が燃え盛っておるから、飲み込む前に灰になってしまうのだ」
「ああ、焦げたものはいけません。発癌性があるらしいですから」
「そこで、清浄な水を用意して、それを禊ぎをする時に使う萩、ミソハギを浸してキュウリなどに振りかけるのだ」
「それで燃えませんか」
「ああ、燃えん」
「でも、お釈迦さま。今回のブログも、そろそろ、モー、エンとちゃいますか」

–ということで、アナンがいきなり関西人になったところで今日はこれまで。

不思議なことですが、このブログ、なんとなく「聖(セイント)・おにいさん」(ついに第五巻が発売!)か、東宝シネマの「紙うさぎロペ」に似てませんかぁ。自分では知らない間にかなり影響受けているように思うんです。あはは。

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