
「あのなぁ、アナン。お前さんの命はあと三日だよ。三日」
「三日?いったい、何の話だ?」
「なんの話もない。あと三日でお前は死んじゃうってことだよ」
「どうしてそんなこが分かるのだ?」
「あははは。分かるもなもに、俺たちが寄ってたかってお前さんの命をもらおうと決まったからだよ」
「なんで、お前たちにそんなことを決める権利があるのだ?」
「あーあ、いやんなっちゃうな、ほんとに。俺たちは、生きていてまともに腹一杯食える連中が、うらやましくって仕方がないんだよ。そのうらやましさが嵩じて、そいつを生かしておくのが許せないんだ。だから病気にしたり、事故に合わせて、俺たちの仲間入りをしてもうおうというわけさ」
「えらく、身勝手な理論だな」
「あはは、身勝手、結構、けっこう毛だらけ、ハエだらけだ。ぎゃははは」
「何をツマラヌことを言っているのだ」
「つまるか、つまらないかは、水道屋さんに聞け。とにかく、お前はあと三日の命。なぜそれを教えたかというと、お前をドギマギさせて楽しもうというわけだ」
「とことん意地が悪いな。お前は」
その時、曇っていいた空の隙間から太陽が見えた。化け物は急にソワソワし始めると、こう言い残して、再び茂みの中へと飛び込み、ガサガサという音と共に離れていった。
「俺たちだって、好きこんのでこんなになったわけじゃねぇ。日陰の存在になったわけじゃねぇ。生きている時に、ちゃんとしたものの道理を知らなかったから、こんなになったことは俺たち自身が百も知ってるんだ。しかし、これも今となってはどうしようもない話さ」
化け物がいなくなると、アナンは急いでお釈迦さまのもとへと急いだ。
アナンの急ぐ道を映す画面の右下にはこんな字幕が映し出された。
「アナン絶命まで、あと71時間48分11秒」
もちろん、カウントダウンの数字だから、10秒、9秒、8秒・・・と残された時間が少なくなっていく。
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--ということで、今日の写真は、昨日のお施餓鬼の前に行われた「芳晴&平方・トーマス・元」のライブの模様。素晴らしい60分だった。芳晴さん、元ちゃん、ありがとうね!
