
伊勢神宮に祀られている天照大神の食事係の神様が祀られているのが、伊勢神宮外宮だと知ったのは昨日のことだ。
私たちは観光としてお参りしたから、誰でも入れるところからのお参り。
ちょうどその時、私たちよりも内側の垣根の中で、スーツを来た一人の若い男性が御祓いを受けて、お参りをしていた。
この時、さすがベテランのバスガイドさん。
すかさず、
「この内側に入ってお参りできるのは、ご祈祷料を払った方と総理大臣までだそうです」と、なぜ自分たちはあそこまで入ってお参りできないのだろうと思う人たちの先を読んだ解説をしてくれた。
その時、私たちの団体の中の一人がこうつぶやいた。
「やっぱり地獄の沙汰も金次第なのね」
私はあわてた。そんな思考で生きていたのではツマラヌ人生を送ることになるからだ。
「お金の問題じゃないんですよ。彼は私たちより、ずっとずっとお参りに対して深いものをもっているんです。
これから食べるお昼ご飯は何がでるのかしらね、なんて物見遊山で来ている私たちとは違うんですよ。
だから、少しでも近くでお参りしたいんです。そのためならご祈祷料だってちっとも惜しくないし、彼にとってはもともとお金の問題ではないんです。
それを浮世にどっぷり漬かっている考えで、何の敬虔な祈りもない私たちが「地獄の沙汰も金次第」なんて、俗な世界の網をかけちゃいけません」
さて、今日は高校時代の友人が支店長をつとめる信用金庫のお客さんたちの会で、お話をさせてくれることになっているので、お出かけである。
高校を卒業依頼たぶん一回くらいしか会っていないから、終わって一杯やるのが楽しみである。
