六地蔵
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和尚ブログ ほうげん日記

「これで(も)よし」


 先週の土曜日の午後江戸川区主催の「自殺予防月間」のシンポジュームに出かけた。一参加者としてである。
 質疑応答の中で最前列の20代の先週も自殺未遂した若者が、自身の人生体験を話した後「自殺は悪ですか、やってはいけないことですか」という質問をした。
 パネリストからは、温かい答えがあった。

 そして会場からやはり未遂経験の方が、その若者に対してこう言った。
「行き詰まって、悔しさや、無念さで死んでも、その状態が死後も続きますよ。自殺した時の気持ちが死後も永遠に続くんですよ。だから、自分にOK、生きていて良かったと思って死ななきゃ駄目ですよ。生きていて良かったと感謝して死んでいけばその喜びが死後も持続しますから。そのために自分の抱えている問題を対決していかないと駄目です」---会場は静まり返った。
 いい言葉だ。

 私は自殺した方の無念の想いを、死後の読経でも救えると思っている。「娑婆のがんじがらめの束縛から開放された道を、これからは歩んでおいきなさい」との想いを込めてお経を唱える。お経の内容もそういう内容だ。
 しかし、亡くなる前に、そんな境地になってくれれば一番いいと思う。
 社会で成功するか、否かなど、二の次、三の次でいい、大した問題ではないのだ。

 今日をありがとう、昨日にありがとうと過去の自分を、「これでよし」「これでもよし」と大肯定できる今を確認する材料と術(すべ)は、周囲にたくさん転がっているはずだ。

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