
宗派の教化雑誌の特定枠を書き始めて10年。季刊誌だから年に四回で40回を迎える。
女の子が菩提寺の駄洒落好きな和尚をコテンパンにしながらも、仏教の考え方を教えてもらって、仏道をてくてく歩いていくというシリーズものだ。
私が元の原稿を書いて、それを編集のスタッフが読みやすくしてくれる。
しかし、同じ雑誌に10年の連載は長いと思う。来年度までのあと四回でどうにかバトンタッチして次の企画をだれかが書いてくれたほうが、新鮮な空気が入って、雑誌としては面白くなるはずだ。
そこで、残り四回分のシリーズの構成を考えて、書き始めた。締め切りは無視して、全部書いてしまおうという魂胆である。書き溜めだ。
最終回になるはずの原稿締め切りは今年の11月だから、それまでにどうしても書きたいことが出てくるかもしれないが、そうなったら、また書き直せばいい。
とりあえず、自分のけじめという意味で、パソコン上の原稿用紙に向う。
私は、文章を書くのがきっと嫌いではないのだなと思う。
