
たまには、原文からご紹介してみましょう。
心意散乱不坐禅――心意(しんに)、散乱(さんらん)して、座禅(ざぜん)せず、
違背実相不修慧――実相(じっそう)に違背(いはい)して、慧(え)を修(しゅ)せず。
心がコロコロと揺れ動き、一つのことに集中できず、まったく落ち着きとがないことこの上もなく、心静かに座ることもない。
おまけに、現実に背ばかりをむけてばかりだ。本当なら、直面していることをまず、受け入れて、それに対応し、乗り越えていく智恵を身につけるべきなのに。嗚呼……。
物が散乱するとは言いますが、少なくとも鎌倉時代には「心」も「散乱する」--つまり「散り乱れる」と言っていたんですね。
いまならさしずめ「物じゃねぇが、心も気持ちもあちこちへ散乱しちまって、どうにもしようがねぇんだ」という言い回しになるからしん。ぐはははは。
でも、今日は「写仏の庭」。仏さまのお姿をトレースしている時間は、散乱しないで没頭するいい時間でございます。
昼の部に続いて、現在夜の部が行われている真っ最中。昼の部で没頭した分、夜の部は心意散乱している私です。わははは。
