六地蔵
線

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和尚ブログ ほうげん日記

馴染みの匂い


 スキーに行かなくなって10年以上になる。子供たちの日程が合わなくなったためだ。

 スキー場へ行くと、朝、宿の窓を開けて、外の気温をどうしても確かめたくなる。

 雪上を通った空気なのか、とにかく、雪と空気が混ざったことによる独特の香りがする。

--で、昨晩からの雪の東京。今朝雨戸を開けたら、スキー場と同じ匂いが部屋の中にスーッと入ってきた。

 「わぁ、スキー場に来たみたいだぁ」と思わずつぶやいた。

  私は野球場がある河川敷のある江戸川べりで育ったので、川面や、葦を抜けた独特の空気の匂いも知っている。

 南には東京湾があるから、年に何回か海をわたって潮の香りを運んでくる空気の味にも馴染みがある。

 昔の旅する僧侶たちは、毎日、「ああ、この匂いはあそこで嗅いだものと同じじゃな」と、新鮮な気持ちの日々だったろう。

 もっとも、私の場合は小岩駅周辺の、昔ながらの、入るとトイレの芳香剤の匂いのするスナックの空気も、妙に懐かしさを覚えたりするのだが。ぐははは。

 明日は、16時から密蔵院本堂で、節分です。ゆかいであったかな二人組「まつる」のミニライブもあります。心の中の鬼を追い出し、福を呼び込む行事。お時間がありましたら、お出かけください。

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