
写仏の庭に参加してくださっている0さん(70代・女性)が、「住職さん、お焚きあげしてください」と持参された、たくさんの写仏された仏様の紙の中に、葉っぱが数十枚・・・。
「この葉っぱもお焚きあげですか?」と手にとって驚いたのは、昨日のこと。ただの落ち葉じゃなかったのだ。
昨年の秋に境内に落ちていた葉っぱを拾って家に持って帰り、般若心経を書いたのはいいけど、そのあとはどうしていいかわからないから、天地自然にお返ししますとのこと。
あっぱれな心がけであります。
葉っぱの中に、石の中に、空気の中に、般若心経の教えがあるのだということを、きっと実感されながら、お書きになられたのだろうと思う。
葉っぱの中に仏がいらっしゃる---そんな気持ちで仏様も描かれたのだろうと思う。
見事だ。
そういえば昨日夜、散歩の途中、檀家さんのお嫁さん(40代かな?)に会って、
「住職。この間のお葬式の時、その家の人に写経しなよって写経セットを渡したでしょ。私、あのお宅にお参りにいった時に、途中まで書いてある写経みたんだけど、私もやってみたいんだけど、あれって何も無いのにやっちゃいけないの?」
「そんなことないよ。毎日やってる人だって大勢いるんだから」
「そうなんだ。じゃ、精神修養のためにやってみたいんだけど、どうすればいい?」
「ああ、そんなら、明日にでも持っていくよ」
彼女が、葉っぱに心経を書こうと思えるのはいつ頃になるだろう・・・。そう思いつつ、これから届けに行ってこようと思う。
