六地蔵
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和尚ブログ ほうげん日記

カラのカップを大切に運んだ人


自らの所業に、ぐはははと笑うことがよくある。その行為は認知症のハシリかとも思うのだが、一つには短気な性格かもしれないし、先を考えない癖のなせるワザか、はたまた単なる喉っ渇きな体質なのか。

さっき、台所でステックコーヒーでコーヒーを作った。住職室で仕事をするかたわらに飲もうとしたのである。

熱湯を注いで作ったのに、そのまま台所で数分の間、娘と話しこんでしまった。

「どれ、やるか」と立ち上がり、台所を出ながら、充分に温(ぬる)くなったコーヒーをひとすすり。歩きながらの飲食はお行儀が悪いが、そのまま、「どうしてステックコーヒーはこんなに甘いのだろう」と思いながら、ジュルジュルと飲みつつ、住職室の扉を引く。

いざ、パソコンの前に座って、こぼれないようにカップ置きに収める—–。その状態が今日の写真である。

こぼれる心配はない。
だって、中身がカラなのだから。

台所から住職室までの、ほんの3メートルの移動の間に、全部飲んでしまったのだ。

さっき台所でコーヒーを作った目的は何だったのか・・・。

住職室での仕事を効率よく進めるためのコーヒーだっのか、食後のコーヒーを飲みたかったのか・・・数分前の、その記憶をたどることさえできぬ。どはははは。

まあ、コンナモンである。口の中が甘いので、口直しにお茶を入れて住職室に持って来ようと思う。

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