六地蔵
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和尚ブログ ほうげん日記

「常住」(じょうじゅう)


昨日の午後のこと。
 玄関のピンポーンが鳴った。
「どうぞ」と大声で言っても、ガラスの外に見える三つの小さな影は玄関の把手に触ろうとしない様子。躊躇しているのだ。
 後から考えれば、そりゃ、そうだ。
 小学生が、知らないお寺の玄関を開けるのはかなり勇気がいることだからである。
「開けて入りなー」
・・で、
「学校の調べで古い建物を調べてるんですけど」
「残念ながら、建物は古くないけどね、このお寺なら約330年前からあることはわかってるよ」

 で、幾つかの用意周到な質問。
「坊さんは毎日何をしてるんですか?」--これはいつも答えに窮する。いろいろやりすぎているからである。
「お経を坊さん同士であそぶことあるんですか?」--ぐははは。あるある。
「お坊さんになって良かったと思うことありますか」--わははは。全部良かった。「お坊さんは、こんなに楽しいのに、どうして他の人がお坊さんにならないのだろうと不思議なんだよ」と余計な一言も忘れずに言いました。

 質問を終えたようなので、せっかく来たんだから本堂で仏さまに挨拶していきなよと、本堂へ招き猫。
 入り口で、粉のお香(塗香)を手に塗って、お線香を立てて香りのおもてなしをしてもらい、次にチーン、チーンと音でおもてなし。そして合掌をして丁寧にお不動さまに挨拶してくれた、れお、たっちゃん、ゆきひさの三人。

 ことのついでということもある。
「お坊さんが毎日、朝と夕方に拝んでいるお経のほんの一部を一緒にやってみよう」と強引に、お経の本を渡して、私の後ろに正座してもらいました。

 太鼓の大音量と共に唱える、般若心経一巻。

 ああ、楽しかった。私がいて良かった。こんな面白い時間を他の人にやらせてなるものかと思う。わははは。
 調査対象に密蔵院を選んでくれて、ありがとうね!

 彼ら三人が、「永遠に存在している」という「常住」という概念に出会うのは、いつ頃だろうか。

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