
中学一年の体育の時の前転で頭を打って以後、28歳で脳に異常があることが発覚。47歳で化膿性骨髄炎になり、54歳の現在も車椅子に生活になってしまった長野県上田市の独身のkさん。
私の「般若心経心の大そうじ」を読んでくださって、どうしても私に会いたいと、今朝新幹線とタクシーを使って来寺。
ありがたいことです。坊主冥利に尽きます。
客殿で車椅子のKさんと3時間のおしゃべり。
完璧ともいえる正義感ゆえに、不正を許せないで苦しんでいるらしいKさん。
「相手と同じ土俵にたってるんですね。だから頭にくるんですよ。その土俵から下りちゃえばいいじゃないですか」--そんな私の言葉に、にっこり笑って「今日は思い切って来て、良かったです」と心がずいぶん軽くなったお顔をされました。
長男もKさんをおんぶして本堂まで運んだり、私たちの話を住職室から聞いていたようですが、彼の坊さんという生き方のいくらかの参考になればいいなとも思います。
Kさんをホテルの部屋までお送りしての帰り道
「僕のお葬式は和尚さんにお願いしますよ」という言葉を思い出して、「三歳違いじゃ、どっちが先に死んじゃうか、わかんないじゃん」と思って笑みがこぼれました。
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